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危険な絵本『まっくろヒヨコ』

危険な絵本『まっくろヒヨコ』_e0069487_9562230.jpg題名:まっくろヒヨコ
価格:¥1,050 (税込)
出版社: 偕成社 (2003/10)
ISBN-10: 4039621905
ISBN-13: 978-4039621900

娘の人が図書館から借りてきた絵本ですが、これは子供向けの絵本ではありませんでした。100匹のヒヨコの中で、たった一匹だけ1匹真っ暗な羽で生まれてきてしまった「まっくろヒヨコ」。彼は、『みんなは黄色なのに自分だけ真っ黒。きっと、周りの黄色い子とはお父さんとお母さんが違うんだ。本当のお父さんとお母さんはどこ?」と、両親を求めて「真っ黒」な生き物を尋ね歩きます。

真っ黒な犬、真っ黒な猫、真っ黒な豚、真っ黒なヤギ。誰を訪ねてもまっくろヒヨコのパパやママじゃありません。そしてまっくろヒヨコは恐ろしい結末に向かって突き進んでいくのです。

ブラックジョーク好みのフランス人ならではの感性ですが、決して子供向けではない大人向けの絵本です。同じ大人向け絵本の『100万回生きたねこ』とはまったく趣旨が異なる絵本なので、子供向けのコーナーにあるからといって決して子供には読ませるべき本ではないでしょう。自分で物事が判断できる大人だけが読んでも良い絵本です。

「納得いくかァ~~~~~~~、おい? オレはぜーんぜん納得いかねえ」
by takiteso | 2008-07-25 19:55 | うちの子の話とか
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