人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 剛テオの元に集え狩人 【告知】のんびりEX剛テオor... >>

部位破壊に関する妄想遊び

※本記事はラーム様のblog老人と森丘Destroy Them All?を読んで成したものです。まずはDestroy Them All?を読まれることをお勧めします。

部位破壊と聞くと思い出すのは、『わがままな第三王女』。

「わらわは、あの飛竜をペットにしたいのじゃ。よいか、決して殺してはならぬ! 雄火竜を生きたまま、わらわのもとへ連れてくるのじゃ!」

自分にとってはまだまだ強敵で圧倒的だったリオレウス。
「討伐はできないけど、捕獲なら…」とすがる思いで受注し続けたあの頃。でも、捕獲してから「こんなボロボロのレウスをペットにしてもなぁ」と受注者としては依頼主に申し訳ない気持ちでいっぱいだったり。

そんな自分が安定的にクエストを成功できるようになって、まず目指したのは「無破壊捕獲」。爪も頭も破壊せず、尻尾も切らずに「上等のリオレウスを第三王女の元に届ける」というのは自分にとっての大きな命題になりました。そんな中で編み出した「片手のSAを生かして足元に粘着、一切破壊部位にタッチしないようにレウスを捕獲に導く」という戦闘スタイル。考えればこれが後々の「ラージャン足元粘着戦術」に結実していったのかもしれないなぁと思うとなかなか面白い。

HUNTER's LOG on PORTABLE-"B"LOGで語られている「素材を生かすための無破壊」という試みでもそうですが、世界観というのは『提供側(メーカー)がかっちり作り上げたもの』ではなく、『その中で生きるプレイヤーが煮詰めていく』ことで完成していくのだなぁということを感じます。

しかし、せっかく部位破壊というダイナミックな仕組みがあるんだから、もっとこの仕組みを生かせるようにできたら面白いですよね。今はシリーズ一貫して『とにかく破壊すれば素材が多くもらえる』だけですが、例えば件の第三王女の件にしても、破壊部位が少なければ報酬に反映するとか、MHFのキャラバンのように「名声」みたいなステータスの上昇が大きくなるなどの『無破壊だからこその付与ポイント』というものがあっても良いでしょうし、HUNTER's LOGでの記事のように『無破壊の方が良質な素材が手に入る』ようなギミックでも良いでしょう。dos以降のクエストの達成条件の「狩猟」「討伐」「捕獲」という概念があるように、部位破壊にも「破壊必須」「非破壊必須」「破壊条件なし」というような達成条件があっても良いような気がしますね。実際に、一部のクエでは「ラージャンの尻尾切断」がクエストの失敗条件になっているような面白い試みもありますし、そのあたりの工夫については「MHFの運営(開発?)もやるなぁ」と感心したりしています。まだまだ、もう一工夫できそうな気配がするので、これからの新クエにも期待が膨らみます。

閑話休題。
部位破壊というと”特定の属性攻撃でないと破壊できない”という「ゲームとしてはありだけど、実際のところどうなの?」という疑問はラームさんの記事でも述べられている通りだと思います。「古龍の角なんか物理攻撃力だけでも破壊できるんじゃないの?」とか「両爪と頭を完全破壊しないと斬れない尻尾って?」とか「体力30%切らないと切断できない?」とか、納得しにくい設定ではありますね。

確かに納得しにくいですが、アタシ自身はこう考えています。
料理をする人間ならピンと来ると思いますが、たとえば鶏を解体するときの話ですが、結構難しい手順があるんですよね。「ここの筋を切らないと、こっちの骨を外せないんだよ」とか。魚を下ろすのもそうです。はらわたを抜いて、鱗を剥いで、エラのところに切り込みを入れて、三枚に。かと思えば、鱗のない魚もいたりして、これは皮を剥いだり。皮を剥ぐのも、カワハギと鯵ではまた手法が違ったりして。

ヴァシムなんかはそういった「手順を踏む部位破壊」の代表格ではないかなと思います。
爪と頭は斬属性でも打属性でも破壊可能です。表面の結晶部分は打属性の方が破壊しやすく、結晶下の表皮は斬属性の方が攻撃を入れやすい。ここまでは非常にわかりやすい。さて、結晶下の表皮の下には何があるのか? たぶん、尻尾のあたりに繋がる筋があるのかなと。つまり、頭と爪のあたりにある筋を切断しないと、尻尾の筋が固いまま。とは言え、まだまだ硬い筋肉が中に残っていて、それはある程度体力を奪わないと弛緩しないので切断に至らないということかなと。まぁ、これは頭の中の遊びなので「こういう考え方もあるかもしれない」程度の与太ですけどね。

ただ、今のところ「一定属性じゃないと破壊できない」というのはなかなか自分でも納得できない部分はあります。ラージャンの尻尾や、古龍の角なんかですね。このあたりについては、先日水族館で見た深海にすむ貝の仲間がちょっとヒントになるかもしれないなと考えています。その貝、生物のくせに「鉄の鱗」を持ってるんですよ。文字通り鉄の鱗。では、例えばラージャンの尻尾がタンパク質でない何かで覆われているとしたら? その覆いを取り除くには氷属性による硬質化が要件の一つになるのだとしたら? まぁ、これもで「こういう考え方もあるかもしれない」程度の与太ですね。ちょっとした妄想遊びですが、割と良い線行きそうな説明ができそうな気がします。

できることなら開発サイドの説明が欲しいところが本音ではありますが、こうやって妄想の余地が入らないほど完成された世界観というも逆につまらない世界だと思いますし、今日もこうやって色々頭の中で遊びながら狩猟生活を送るというのもまぁ乙なものであるなと思います。
by takiteso | 2009-05-08 12:55 | MHF
<< 剛テオの元に集え狩人 【告知】のんびりEX剛テオor... >>