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古今亭菊之丞独演会

古今亭菊之丞独演会
鈴本演芸場
2011年10月31日(月) 18:30開演

春風亭朝呂久『手紙無筆』
金原亭馬吉『幇間腹』
古今亭菊之丞『文七元結』
仲入り
三増れ紋 江戸曲独楽
古今亭菊之丞『火焔太鼓』

菊之丞月間(*゚∀゚)ノ
御徒町で下車してまっさきに二木の菓子に寄って本橋製菓の『あん入ドーナッツ』を2パック購入。これが最近ちょっとハマっているお菓子で、まーーーこれが旨い。甘すぎないアンにたっぷりかかった砂糖、しっとりと口どけのいいドーナツ生地、夢のようですよ。これで週末のおやつはこれで決まり。

で、開演ぎりぎり間に合わず開口一番の朝呂久さんがすでにマクラに入っている所で着席。朝呂久さんはお初ですが、眼光が鋭くてちょっと力が入り過ぎてんじゃないかなぁ。眉間どころかオデコにまでみっちり縦筋入って、見てるこっちが力入っちゃう。単純思考で申し訳ないけど、この人の『らくだ』とか聞いてみたい。

続けて馬吉さんで『幇間腹』。
「ぃよっ、えらいっ!」の時のニカッとした笑顔がなんとも言えない輝き。

続けて菊之丞師匠の『文七元結』。
正直、この噺あんまし好きじゃないんだよなぁ…
娘が身売りした途端瞬時にして付け焼刃的に心を入れ替えた長兵衛が、善行と言うよりもむしろ単なる江戸っ子のプライドによって50両を文七に押し付け、その行為が文七を救ったという善行としてだけクローズアップされての大団円。なんか、後日談でまた博打で身を持ち崩しそうなんだよ、長兵衛。話としては長兵衛が心を入れ替えれ一年働いてようやく50両を用立てて、返しに角海老に向かう途中で身投げを仕様とする文七に出くわす…のほうがその50両により重みが出るんじゃないだろうか。あ、菊之丞師匠の『文七元結』は角海老の女将さんがさすがでした、ブラボー。

仲入りでビールとアラレでおなかを満たしつつれ紋さんの江戸曲独楽。
流石の貫禄、すごいパワー!
ガンガングイグイ押してくるねー!
見事な話術に切れの良い独楽芸!

続けて大ネタ『火焔太鼓』。
菊之丞師匠の火焔太鼓はもうずっと楽しみにしてた一席。
殿様を将軍様に置き換える遊びを入れて、途中に駄洒落を仕込む菊之丞師匠w
菊之丞師匠の火焔太鼓は旦那がちょっと若々しい感じがする。
女将さんは溌剌としていてちょっと色気もあってでも旦那をかわいがってる感じで。
やっぱり最後の小判をどんどん出していくくだりは腹抱えて笑っちゃうな。
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by takiteso | 2011-11-30 23:24 | 落語

第3回 らくご・古金亭

第3回 らくご・古金亭
湯島天神参集殿 一階ホール
2011年7月27日 (水)  18:00開演

金原亭駒松『狸の札』
金原亭馬吉『無精床』
桃月庵白酒『粗忽長屋』
金原亭馬生『唐茄子屋』
仲入り
柳家小満ん『三助の遊び』
五街道雲助『替り目』

五街道雲助一門と金原亭馬生一門メインで五代目志ん生師匠、十代目馬生師匠が演じられた噺だけを演じるという面白い趣向の落語会第3回。毎回他門からゲストを一人ということで、今回は小満ん師匠が参加。以前、どこかの落語会で全然知らない人から「あなたね、落語見始めたんなら小満ん師匠を見ときなさいよ。今見とかないと後悔するから」と強く薦められたのが印象に残ってるんですが、未だ高座に触れる機会がなかったので絶好機ですよ!

開演時間を勘違いして、白酒師の『粗忽長屋』のマクラ途中から('A`)
馬吉さんの『無精床』聞きたかったよぅぅ;;

白酒師の『粗忽長屋』は派手な演出はないけど、テンポが良くてやっぱり笑いやすい。
馬生師の『唐茄子屋』は最後まで。通しで聞いたことがあるのは金馬師の高座だけなんだけど、やっぱりちょっと脚色が違って面白かった。若旦那が長屋の母子に売上を押し付けて去るくだり、もうちょっと母子と若旦那のやり取りがあったような気がしたんだよなぁ…今回も馬生師は美声ですっきりとした高座で、なんかもう惚れるわぁ。

仲入り後は「時しらず、夏の冬噺」と題して冬の噺。
小満ん師の『三助の遊び』は三助事態がほぼ絶滅してしまっているし、噺の中に吉原の符牒が多用されていて噺の中で説明を入れるのが煩わしいことから現代では、ほとんど演じ手のない噺だそうで。こういう珍しい話を高座で聞けるとちょっと得した気分になりますね。

トリの雲助師は『替り目』。
正直言うと雲助師は今までそんなに好きじゃなかったんだけど、なんていうか…イイね。つまりいままでちゃんと見れてなかったんだな。そういえば『替り目』を最後まで通しで見たのは初めてかなぁ。都々逸あり、小唄あり、踊りありとゴージャス極まった高座だったなぁ。全然関係ないけど、雲助師って昔苦手だった上司に似てんだよね…いっつも高座に上がってくる横顔見るとドキッとするわ('A`)
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by takiteso | 2011-07-27 23:25 | 落語

柳家喜多八独演会「殿下のお成り~ぃ」第6回

柳家喜多八独演会「殿下のお成り~ぃ」第6回
新宿・道楽亭
2011年5月7日(土)  19:00開演

喜多八『替り目』
喜多八『盃の殿様』
仲入り
花『紙切り』
喜多八『寝床』

前回のろべえの会で衝撃を受けた喜多八師の独演会。
落語の上手い下手ってのがさっぱりわからないので、どれだけ笑えたか、心が動いたかみたいな感覚でしか観てなかった落語だったのが、「これがほんとうに上手いという落語なのかもしれない」という、多分落語聴き始めて初めて衝撃を受けたのが前回の喜多八師でした。そんなわけで楽しみにしていた会だったんですが、定員がせいぜい40名のキャパに50名詰め込んでて狭くて狭くて…窮屈すぎて尾てい骨は痛くなるわ、背中痛くなるわと会場は散々でした('A`)

枕では「独演会ばかりでは駄目だ。時間の長短、客層によって噺を合わせるというのが鍛えられるのは寄席だけ」「客いじりで笑わせるのはよろしくない、きちんと芸を見せることで自然と笑ってもらえるのが良い」という師の落語に対する姿勢を少し。こういうことを語るのはちょっと珍しいんじゃなかろうかと思いましたり。

『替り目』は帰宅したところから、まだいたのかまで。
泥酔した旦那の仕草がいちいちリアルで面白い。

袖に下がらずそのまま『盃の殿様』。
彌十郎と殿様の掛け合いやら、「ベストコンディションである」とか不意に入る現代語で大笑い。九州から吉原までの経路を地名をあげて説明していくくだりで拍手喝采。「これがやりたくてここを覚えたんだ(ドヤッ」というのも宜なる哉。

仲入りを挟んでゲストの紙切りは柳家花さん。
紙切りなのでリクエストを取りながら芸妓さん、喜多八師、スカイツリー、歌丸師、お客さん2名と。紙切りは最近では何年か前に幼稚園寄席で一琴師で見せてもらったけど、ちょっと荒いんじゃないかなーと思いましたり。そういえば、女性の紙切りはこの人が初なんだそうですね。

最後に『寝床』。
『寝床』は菊之丞を聞いたことがあるくらいでしたが、やっぱり面白い。腹抱えて笑いたかったけど、腹抱えるスペースもないので腹筋ギューってしながら笑う。拗ねた旦那が見る間に上機嫌になっていく様が面白すぎる。あの場面は喜多八師の可愛げのある笑顔がホント光る場面だの。

会場に不満は残ったけど、大笑いして上機嫌の会でした。
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by takiteso | 2011-05-07 22:55 | 落語

柳家ろべえの挑戦:師匠が来るぞ

柳家ろべえの挑戦:師匠が来るぞ
新宿・道楽亭
2011年4月21日(木)  19:10開演

ろべえ『道灌』
ろべえ『初天神改』
喜多八『挨拶のみ』
仲入り
喜多八『三人旅(びっこ馬、鶴屋善兵衛)』
ろべえ『やかんなめ』

ゲストに師匠の喜多八が来るというので「師匠の前でどんな高座になるかな」と楽しみにしていたろべえの会。ゲストの喜多八師匠が遅れ気味ということで10分ずらしての開演。「自分の会なんだから場をつなぐなんて考えなくていいんですけどねぇ…」とか言いながら、相変わらずグダグダのマクラから。

前回は携帯でピクロスやってたという話だったけど、今回は「モンハンがすごく流行ってるというので、モンハン買ってみたらハマってモンスターをハントしてます」とか。やっぱりやってますか^^ 噺家さんも結構移動が多いのでやってる人多いと思ってましたが、ほんとにやってる人見るとMHシリーズってほんと日本を代表するゲームって位置づけになったんだなぁと感慨もひとしお。

最初はエンジンも掛かってなかったのか、ちょっと滑舌の悪い感じの『道灌』から。悪くないけど…いや、やっぱり悪かったかなぁ。噛んだり、滑舌悪かったり、ちょっとがっかり気味のスタート。『道灌』終えると、ゲストの喜多八がまだ来てなくて「あと10分」と席亭の声。「10分の話なんてねぇ…」とボヤきながら、『初天神』の改作をコンパクトに。

このなんとなくグダった空気の中、いよいよ師匠の登場!!!!

「えー、前回の正蔵さんとの二人会でちょっと感覚をつかんだ『寝床』をやってみようと思ってましたが、見廻してみるとその時のお客さんばかりで…困ったなぁ(笑)。ろべえが自分の客を開拓してないのがいけない! 別の噺をやりますんで…ちょっと10分ほどいただけますか(苦笑)」

ししょーーーーwww

仲入り後、『三人旅』をびっこ馬から鶴屋善兵衛まで。
喜多八師匠ってこんなチャーミングな顔をするんだねぇ、もう嬉しくなっちゃった。しかし、同じ大声を出す仕草でも、ほんとに大声を出すろべえに対して、大声のような声で音量は低めの喜多八師、さすがです。今まで、若手とベテランの面白さの差というのがなんなのかというのがよく分からずにいましたが、こういうところの差というものもあるのかと少しだけわかったような気がしました。今まで好きだった喜多八師が、大好きになった一席。

続けて、いよいよトリの一席。
師匠に触発されたのか、渾身の『やかんなめ』。『代書屋』もそうだったけど、”ちょっとイライラした人”の所作仕草が自分の好みなのかもしれない。なんとなくガッカリとした雰囲気から始まった会だったけど、終わってみると満足満腹、堪能させてもらいました。
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by takiteso | 2011-04-22 00:52 | 落語

柳家さん喬一門会

柳家さん喬一門会
埼玉会館
2011年4月10日 (日)  13:30開演

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弟子一同『らくご体操』
さん坊『小町』
喬之助『短命』
二ツ目一同『コント五十両』
喬太郎『ハンバーグができるまで』
仲入り
左龍『宮戸川』
さん喬『妾馬』
大喜利


弟子一同『らくご体操』
音に聞こえし『らくご体操』。
遂に生で見る機会に巡り会えた幸せ(*゚∀゚)=3
弟子全員が白の半袖短パンで総登場。
若くて細身の多い弟子一同の中、一番弟子と二番弟子の半袖短パンの似合わねぇこと。喬太郎なんかもう完全に雷様コントの高木ブーみたいなんだもんなぁ。出てきただけでもうお腹痛い。ラジオ体操に合わせて落語の仕草で体操。初天神に始まって、船徳、反対俥、蒟蒻問答、動物園に親子酒、鰻に煙草、なぜかガーコンまで。よいよいよいっとせ♪ 五百だ、三百に負けろ♪ とおちゃん頑張れ、とおちゃん頑張れ、ガーコンガーコン♪

喬之助『短命』
たまたま前日にDVDで白酒の『短命』を見ていたので聴き比べ。
もう間のとり方がたまらんなぁ。
こらえきれずについつい笑ってしまうんだよね。

二ツ目一同『コント五十両』
舞台コント。
橋の欄干に見立てた脚立に二人。
『文七元結』で文七が大川に飛び込もうとしている場面から。飛び込もうとする文七がさん若さん、止める長兵衛が小太郎で、止めようとする長兵衛を文七がちぎっては投げちぎっては投げ。一方、その後ろでは『芝浜』『井戸の茶碗』『中村仲蔵』のそれぞれ50両が出てくる場面が繰り広げられ、長兵衛が「お前の落とした50両はどの50両だ?」文七「それでは全部ください」というオチ。
中途半端なオチなのに『キネマの天地』が流れてカーテンコール、バカバカっしくてもう腹痛くてしょうがない。

喬太郎『ハンバーグができるまで』
この噺、のっけからおかしくってしょうがないんだけど、ほんのり切なくなる。落語って扇子と手拭いを小道具にするんだけど、逆手にとって二つ目の扇子を出してきやがったね、やられた。途中、客席から携帯の着信音が響いたけど、おやっと思う前にまもるが「おい、電話だぞ…でなくていいのか」「出るなら出とけよ、それで切っとけよ。このあと古典だぞ」とうまく客いじりに転化。やっぱりもう堂々とだらだらと何やっても『喬太郎印!』って感じで好きだわ。

仲入り
仲入りでは『ハンバーグができるまで』の話中でも宣伝のあった手拭いとサイン入りポスターの物販。コントに出た二つ目一同がコント衣装のまま売り子。さん喬師も売り子。あとで見ると喬太郎師も売り場に出てたけど、なんかお客さんにサインねだられてたりしたね。

左龍『宮戸川』
二番弟子もまたずいぶん育ってきたんだねぇ…お腹のあたりが。
おじさんがおかしくって良いよね。ところでなんというか、喬太郎師には感じない「さん喬の香り」がするね、左龍師には。ま、なんとなくなんだけど。

さん喬『妾馬』
ブツブツ小言を言いながらも楽しそうなさん喬師^^
さん喬師の『妾馬』はCDでしか聴いた時がないんだけど、ずいぶんと構成が変わってて面白かった。なるほど、こうやって話をモノにしていくもんなんですね。赤井御門守の門番が妙な東北訛りだったりして、噺の本筋とは全然関係もないのにこういう脚色をすることでちょっと味わいが変わってくるのがおもしろい。さん喬師の『妾馬』は八五郎がただのガサツものではなく妹の心配をする心根の優しい良い若者といった描写でほんといい男だよね。大きな柳、錦鯉、踊るような松、桜に菖蒲、蒔絵の盃、それぞれへの反応がほんと楽しい。

大喜利
喬太郎師の黄色い着物は木久蔵ポジションかとか、大きい小んぶの横に小柄の小太郎とかどういう悪意だとかそういうあたりが気になりましたり。出来はいまいちだったけど、高座とは違う楽しい雰囲気でよかったよね。
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by takiteso | 2011-04-10 22:52 | 落語

らくごカフェに火曜会

らくごカフェに火曜会
らくごカフェ
2011年3月29日 (火)  19:30開演

柳家三之助『初天神』
金原亭馬吉『子別れ(上)』
仲入り
金原亭馬吉『たらちね』
柳家三之助『猫の災難』

前日ふと思い立って火曜会を予約。
駅近くの立ち蕎麦でソーセージ天蕎麦にちくわ天を乗せてかっこんで、デザートにファミマのバウムクーヘンを平らげていざカフェへ。19時開場で19時5分頃に乗り込んだらもう7割方の入り。さすがカフェ創設の立役者そろい踏みの会ですな。ホール落語と違って客層が比較的若めで、なにより若いおねえさん方が多かった。なるほどね、馬吉さんちょっとかっこいいもんねぇ。


三之助『初天神』『猫の災難』
三之助さん初見!
今回は会場が小さいおかげで噺家さんの表情をじっくり見られて、「こんな表情豊かに演じてたか」とたっぷり堪能できてよかったよね。『初天神』の子供の表情、『猫の災難』の熊の酔い潰れていくさまが本当におかしかった。

馬吉『子別れ(上)』『たらちね』
震災後に落語会のキャンセル続出でぽっかり開いた時間で覚えたという『子別れ』の上をネタ出し。『子別れ』の上でこんな笑ったの初めてだった。音声だけ聴いてると声が独特な綺麗さというくらいしか印象がなかったけど、間近で高座を見るとこんなに迫力あったのかこの人とちょっと虚を突かれた。仲入り後は「早く三之助師匠に渡さなきゃ。なにやろうかな」と『たらちね』を足入れまで。堪能堪能^^

ところで、隣の席のおじさんに「今のうちに小満んを聞きいといたほうがいい」と教えていただいたり。志ん五師匠の時に悔しい思いをしたので、次の5月の会には聞きに行ってみたいところ。
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by takiteso | 2011-03-29 23:53 | 落語

柳家ろべえBirthdayだよ120分大暴れ

柳家ろべえBirthdayだよ120分大暴れ
道楽亭 Ryus Bar
2011年1月26日 (水)  19:00開演

柳家ろべえ
『鈴ヶ森』
『たけのこ』
仲入り
『つる』
『大工調べ』
打ち上げ


以前『代書屋』を聞いて面白かったろべえさんの会。
ろべえさんの誕生日に合わせて『Birthdayだよ120分大暴れ』と題して、新宿二丁目道楽亭 Ryus Barにて。

打ち上げに出る予定じゃなかったので、仕事終えて曙橋近くの広島つけ麺屋で腹ごなししてからのんびり2丁目へ。入店して支払いの際に「打ち上げどうされます?」と言われて、つい喉が引っかかって「出ます」と。あたしゃ火焔太鼓の甚兵衛さんかい。


『鈴ヶ森』
師匠の喜多八師の鉄板ネタ、らしい。
親分を主役に持ってきた感じなのかな。
間抜けな子分に手を焼く親分のほとほと困り果てる描写がたまらん。
その分、サゲ前の子分の描写は若干端折り気味で。
この味付けは好みだ。
「口移しで覚えろぃ」「え、口移しで///」とか「ケツの穴がひりひりするので、親分のつばをつけてください」とかちょっとBL方面のギャグも喜多八譲り、さすが新宿二丁目(違う)。

『たけのこ』
前日に「7年ぶりに稽古をつけてもらった時のネタ」という枕で『たけのこ』。この噺は初めてだけど、落語らしい知恵くらべ合戦に綺麗なサゲ。

『つる』
「残り1時間あるのに次の噺が30分なので」と前置きしておまけの1席。
この噺も初めてだけどネタとしては知っていたので、「このネタは落語が出典だったのか」と腹にストンと落ちた感じ。

『大工調べ』
政談ものだけど、後半の御白洲の場面は「間延びして面白くない(ろべえさん)」のでカットして長屋のやりとりのみ。まぁ、大家の揚げ足取りのいやらしさと棟梁のマシンガンのように繰り出される悪口罵詈の見事なこと。いや、しかし目の前(1mも離れてない)で演じられてるので迫力がすごくてね…恐いんだよ、棟梁!
ところで確かに御白洲の場面は下げは分かりにくいし、聞く方もちょっとダラっとしちゃってカットするのは良いんだけど、じゃぁ、長屋の場面でどう落とす勝手いうとちょっともう一捻りというか、「よし、綺麗に終わった!」という快感が得られなくて消化不良な感じ。

全体的に『大暴れ』と題したわりには「小暴れ?」位な感じだった。
もうちょっと笑いたかったなというのが本音。
打ち上げは慰労というよりダメ出し大会みたいになってちょっと気の毒だったねぇ。

ところで、枕のネタに「カープっ娘TV」という番組名が出てきたので聞いてみたら、ろべえさんは出身が福山なのなw 一気になんか親近感がががが…打ち上げでは色々話し聞けて楽しかったね。それにしても、話の途中で三遊亭天どんさんの話になったんだけど、てんどんさんってなんか落語家の間では評判いいのな…自分はちょっと好きじゃないんだけど、「女性にやたらモテる」だとか「あれで寂しがり屋なんだよ」とかいらん情報が増えていく…
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by takiteso | 2011-01-27 10:42 | 落語

TEN寄席

TEN寄席
らくごカフェ
2010年11月21日 (日)  14:00開演


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古今亭志ん八『フォーリンロボット』
鈴々舎馬るこ『子別れ 上・中』
柳家ろべえ『代書屋』
仲入り
古今亭志ん八・柳家ろべえ:トーク
鈴々舎馬るこ『子別れ 下』


一人で行くつもりだったのが、娘の人がまず乗っかり、声をかけると嫁の人まで参加。
20名でいっぱいになる会場の最前列に陣取る小学生連れ親子という図にどうしたものかと思いましたが、噺家の皆さんも適当に観客いじりのネタに使っていただいたり、楽しい会でしたよ^^


志ん八『フォーリンロボット』
馬るこさんが子別れ全編やるので短めの新作を…ということで『フォーリンロボット』。若干オチが弱いんじゃないかと思ったけど、噺自体は女性型ロボットが刻み煙草の灰を意外なとこに捨てる弾辺り爆笑でしたよ。

ろべえ『代書屋』
この独特のとぼけた感じは師匠ゆずりでしょうか。
この日一番笑ったな。
ろべえさんはわりと好みかもしれないので、おっかけてみようかな。

志ん八・ろべえ:トーク
ろべえさんのステテコの模様でトーク開始。
ろべえさん、裾を捲ってそのまま座っちゃった(*゚∀゚)=3
志ん八さんはヒートテック、僕とおそろいw
ふたりとも駄洒落でしめてくれたけど、娘にはわからなかった模様。
ほんと、申し訳ない('A`)

馬るこ『子別れ』
「子どもがいるけど、誰がいようとも演る!」と前置きしつつ、『子別れ』。
中をダイジェストにして上と下をたっぷり。そもそも、馬るこさんの『転失気』を聞いてこの会に来ようと思ったんだけど、馬るこさんらしいくすぐりもなくごく基本的に。馬るこさんらしさを期待してたのでちょっとがっかり気味でしたが、亀吉が熊五郎と再会するシーンではじわっと涙が滲んだし、充分楽しめておひらき。

次回も楽しみだよね^^
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by takiteso | 2010-11-21 21:54 | 落語

第7回多摩千客萬来亭 金原亭馬生独演会

第7回多摩千客萬来亭 金原亭馬生独演会
パルテノン多摩小ホール
2010年11月18日 (木)  18:30~

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金原亭馬吉『ざるや』
柳家一九『佐々木政談』
金原亭馬生『代り目』
仲入り
ダーク広和:奇術
金原亭馬生『富久』

馬吉目当てに馬生師独演会に行く、何かが間違っている夜。


馬吉『ざるや』
きゃーー、馬吉さーーーん!
完全に舞い上がって声援をあげる僕であった('A`)
ほんとに見れば見るほど聞けば聞くほど「馬生師のお弟子さんなのだな」としみじみ。
馬生師もそうだけど、馬吉さんはメロディーが柔らかくてとても心地いい。
こういうことを言ってはいけないかもしれないけど、声質ってすごく大事だよね。
声が気に入らないとどうしても受け付けないってところはあると思う。

一九『佐々木政談』
金馬型。
何回聞いてもそれじゃ佐々木政談じゃないだろと思う。

馬生『代り目』『富久』
なんとまぁ心地良くまろやかな音だろうな。
このリズムに合わないと好きになれないのかもしれないけど、自分は好き。
『代り目』は軽妙に、『富久』はたっぷり。
堪能堪能^^
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by takiteso | 2010-11-18 22:50 | 落語

柳家花緑独演会

柳家花緑独演会
パルテノン多摩小ホール
2010年11月04日 (木)

柳家花いち『たいこ腹』
柳家花緑『高砂や』
仲入り
柳家花緑『らくだ』

今回は嫁の人のリクエストで花緑師独演会。
自分にとってはおじいさんの五代目小さんの方が馴染み深くて「いうてもお孫さんの方でしょ?」みたいな感じだったんだけど、よく考えたら同い年くらいなんだよねぇ。それで芸歴20年超ってんだからやっぱたいしたもんだよね。

花いち『たいこ腹』
今年の9月に二ツ目昇進した花いち師登場。
この人は2年くらい前にまだ前座の時に一席見させていただいたことがあって、途中イライラしたり眠くなったりして散々だったんだけど、今回もカミカミで「花緑師もまたエラいの連れてきたなぁ」と思ったら、噺に入ると豹変。だんだんと乗ってきて、うん、二ツ目昇進したばかりの高座とは思えなかった。御茶屋の女将の声色仕草も雰囲気出してたし、順調に行けば20代のうちに真打昇進すんじゃないのかなとちょっと楽しみにしたい噺家さんになってました。

花緑『高砂や』
2時間の独演会で高座三つだから時間配分があったんだろうけど、まぁ枕が長いこと長いこと。同じ施設の大ホールでまさに開演中の沢田研二コンサートをネタにたっぷり30分の枕。途中、寿限無のネタが出てきたのでベッタベタやんと思ったら、入ってみたら『高砂や』。確かこの人、初高座が『高砂や』だったはずだなぁと。本人も好きな噺をやるのが一番と言いながら入ったので、ほんとに好きなんでしょうね。「花緑の高砂屋はいいよ」って聞いてましたが、なるほど納得。好み的には終盤ちょっとくどかったけど、本当にまぁガチャガチャと賑やかに動いて楽しい一席でしたよ。この一席だけで今日のモトは取った。

花緑『らくだ』
20時頃に眠くなる僕は隙だらけだった^q^
久六と長屋連中との掛け合いはほんのちょっと説明不足感があって、ノリで押し切ってるような雑さを感じてあんまり好みじゃないかなぁと思いながら眠気と戦ってましたが、久六が悪酔い始める辺りからぐっと引き寄せられましたね。なんかもう目の演技がすごい。酒を呑む仕草を下品なくらい「っくっ、っくっ」って大げさに演じる噺家さんが多い中、花緑師はうまい飲み方をしますねぇ。おもわず「こっちにも一杯」って思うくらい。終盤にらくだを樽に入れるくだりに突入して「お、最後までやるのかい(*゚∀゚)=3」と思ったら、「かんかんのうを踊らせてやると言え!」ってところでサゲ。あー、びっくりした。

そうそう、会場売りしていた18日の馬生師独演会をチケットゲット。
最近注目してる馬吉さんも来るので楽しみなりよ~。
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by takiteso | 2010-11-04 22:30 | 落語