カテゴリ:落語( 20 )

古今亭菊之丞独演会

古今亭菊之丞独演会
鈴本演芸場
2011年10月31日(月) 18:30開演

春風亭朝呂久『手紙無筆』
金原亭馬吉『幇間腹』
古今亭菊之丞『文七元結』
仲入り
三増れ紋 江戸曲独楽
古今亭菊之丞『火焔太鼓』

菊之丞月間(*゚∀゚)ノ
御徒町で下車してまっさきに二木の菓子に寄って本橋製菓の『あん入ドーナッツ』を2パック購入。これが最近ちょっとハマっているお菓子で、まーーーこれが旨い。甘すぎないアンにたっぷりかかった砂糖、しっとりと口どけのいいドーナツ生地、夢のようですよ。これで週末のおやつはこれで決まり。

で、開演ぎりぎり間に合わず開口一番の朝呂久さんがすでにマクラに入っている所で着席。朝呂久さんはお初ですが、眼光が鋭くてちょっと力が入り過ぎてんじゃないかなぁ。眉間どころかオデコにまでみっちり縦筋入って、見てるこっちが力入っちゃう。単純思考で申し訳ないけど、この人の『らくだ』とか聞いてみたい。

続けて馬吉さんで『幇間腹』。
「ぃよっ、えらいっ!」の時のニカッとした笑顔がなんとも言えない輝き。

続けて菊之丞師匠の『文七元結』。
正直、この噺あんまし好きじゃないんだよなぁ…
娘が身売りした途端瞬時にして付け焼刃的に心を入れ替えた長兵衛が、善行と言うよりもむしろ単なる江戸っ子のプライドによって50両を文七に押し付け、その行為が文七を救ったという善行としてだけクローズアップされての大団円。なんか、後日談でまた博打で身を持ち崩しそうなんだよ、長兵衛。話としては長兵衛が心を入れ替えれ一年働いてようやく50両を用立てて、返しに角海老に向かう途中で身投げを仕様とする文七に出くわす…のほうがその50両により重みが出るんじゃないだろうか。あ、菊之丞師匠の『文七元結』は角海老の女将さんがさすがでした、ブラボー。

仲入りでビールとアラレでおなかを満たしつつれ紋さんの江戸曲独楽。
流石の貫禄、すごいパワー!
ガンガングイグイ押してくるねー!
見事な話術に切れの良い独楽芸!

続けて大ネタ『火焔太鼓』。
菊之丞師匠の火焔太鼓はもうずっと楽しみにしてた一席。
殿様を将軍様に置き換える遊びを入れて、途中に駄洒落を仕込む菊之丞師匠w
菊之丞師匠の火焔太鼓は旦那がちょっと若々しい感じがする。
女将さんは溌剌としていてちょっと色気もあってでも旦那をかわいがってる感じで。
やっぱり最後の小判をどんどん出していくくだりは腹抱えて笑っちゃうな。
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by takiteso | 2011-11-30 23:24 | 落語

らくごカフェに火曜会

らくごカフェに火曜会
らくごカフェ
2011年9月27日(火) 19:30開演

古今亭菊六『壺算』
金原亭馬吉『味噌蔵』
仲入り
金原亭馬吉『王子の狐』
古今亭菊六『四段目』

またもギリギリの前日予約で飛び込み。
今回は大好きな菊六さんと大好きな馬吉さんのツープラトン。

四谷の広島つけ麺の店『ぶちうま』で久しぶりの40辛1.5玉を平らげて腹ごしらえしてからカフェ入り。真打昇進が決まった菊六さんもそうだけど、馬吉さんもかっこいいからかね。若いおねえさんがたが多かった。2~3度落語聞いた人が初めての友だちを誘ってっていう図式のグループがいくつか見えて「いつ拍手すればいいの?」「出てきた時とお辞儀した時と…」というやり取りが聞こえましたり。こういうのいいねぇ。

今回は馬吉さんの『味噌蔵』と菊六さんの『四段目』で定吉受難話つながり。菊六さんの『壺算』と馬吉さんの『王子の狐』で兄ィと弟分つながり…だったのかな。面白かった。

馬吉さんは声がまろやかだし所作も綺麗で、『味噌蔵』の小僧さんや『王子の狐』の雌狐なんかしっくりくる。毎回頭のあたりでちょっとだけモタッとしちゃうところがもうちょいなーと思うんだけど、気づいたらそんなの気にしないで大笑いしてて嬉しいし、菊六さんはなんかもう間のとり方がたまんない。『四段目』の定吉の芝居真似も見事だったなぁ…満足の一晩。これでドリンク付1500円なんだかららくごカフェはたまらない。
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by takiteso | 2011-09-28 00:48 | 落語

新宿末廣亭9月中席

新宿末廣亭9月中席
新宿末廣亭
2011年9月20日(火)

久しぶりの寄席(*゚∀゚)=3
前に来たのは学生の頃だからもう殆ど初めてのようなもんだ。

コンビニで適当に腹にモノを入れて11:30頃に末廣亭に…
うわー、もう行列。9月昼席は池袋では白鳥師匠、上野では喬太郎師匠がそれぞれ主任なのでこっちは行列なんて出来まいと思ったのに…

チェックしなかった自分が悪かったんだけど、目当ての一人喜多八師匠は休演だった(ノ∀`) 代演のさん生師匠の『松山鏡』は実に面白かった。

白酒師匠の『浮世床』も小気味よくてほんと楽しい。
マツコーー、マツコーーw

小燕枝師匠の『長短』ものんびりしてて良かった。
百栄師匠の『生徒の作文』も、一朝師匠の『目黒のさんま』もよかったなぁ…そうかぁ、もう秋なんだねぇ。パチパチッ、パチパチッってね、やっぱりこの噺聞いたあとにはさんま食べたくなるよね。

主任の栄枝師匠は『甲府ぃ』。
うん、まぁなんだ。
これが見納めになるかもしれないと思うと貴重な一席だったかもしれない。というと失礼かなぁ。でも、この年かさの師匠は生で見る度に「これが見納めになるかも…」って思っちゃう。そういうi海では夜席の金馬師匠のほうが貴重な一席だったはずだけど、夜は家族でやーきにーくだー。久々の寄席で上機嫌だったので家族に奢ったよ、奢ったよw
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by takiteso | 2011-09-20 20:33 | 落語

ザ・菊之丞

ザ・菊之丞
ムーブ町屋
2011年9月18日(日) 19:00開演

春風亭ぽっぽ『狸札』
古今亭菊六『短命』
古今亭菊之丞『三味線栗毛』
仲入り
古今亭菊之丞『愛宕山』

19時開演ということは21時終わり…ということは途中で腹減るよねという算段で途中居酒屋に寄って腹ごしらえ。生中1杯半に軽くツマミを腹に仕込んでいざ会場入り。

11月から二ツ目昇進のぽっぽさんから。
こういう可愛らしい話がしっくりくるのは女性ならではだろうかね。
古金亭で見た寿限無はひどかったけど、今日の『狸札』は笑えた。

続いて菊六さんの『短命』。
いやぁ~~~~、何度聞いてもエロい話だねぇ、これ。
もう、間のとり方というかなんというか最高だと思った。
所作も丁寧で見ていて気持ちいいし、菊六さんはほんと素敵な噺家さんだなぁ。
二席終わった時点でもう笑いすぎて腹痛い。

つづけて仲入りはさんでの菊之丞師匠二席。
最初の高座では兄弟子の独演会ということで控えていた菊六さんの真打昇進の報告から。菊六さんをもう一度呼んでお客さんへのご報告。こういう師匠、兄弟弟子という関係性を外野から見るのがうちの嫁の人は大好きで、ちらっと見るともう顔がゆるみっぱなしだったw

『三味線栗毛』は初めて。
なんというか、これと言って笑いどころのない噺だよね、これ。
ストンと綺麗に落ちるんだけど、話が綺麗に流れて綺麗に終わるという。
しかし、按摩さんも若侍も菊之丞師匠がやると上品でうっとりするねぇ…
続けて仲入り挟んで『愛宕山』。
いい噺ですよね、これ。コメディだ、コメディー。
一席目で出なかった女性がでてきて「あー、これだこれだ。やっぱり菊之丞師匠なら若旦那か女性が出なきゃー」と一人満足。

で、終わってみると今日のMVPはやっぱり菊六さんじゃなかったかなぁ。兄弟子の会で「独演会のタイトルにザが付くなんて菊之丞あにさん以外にいませんよ」から始まって、兄弟子の独演会で大暴れ菊六という印象。
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by takiteso | 2011-09-18 23:48 | 落語

第3回 らくご・古金亭

第3回 らくご・古金亭
湯島天神参集殿 一階ホール
2011年7月27日 (水)  18:00開演

金原亭駒松『狸の札』
金原亭馬吉『無精床』
桃月庵白酒『粗忽長屋』
金原亭馬生『唐茄子屋』
仲入り
柳家小満ん『三助の遊び』
五街道雲助『替り目』

五街道雲助一門と金原亭馬生一門メインで五代目志ん生師匠、十代目馬生師匠が演じられた噺だけを演じるという面白い趣向の落語会第3回。毎回他門からゲストを一人ということで、今回は小満ん師匠が参加。以前、どこかの落語会で全然知らない人から「あなたね、落語見始めたんなら小満ん師匠を見ときなさいよ。今見とかないと後悔するから」と強く薦められたのが印象に残ってるんですが、未だ高座に触れる機会がなかったので絶好機ですよ!

開演時間を勘違いして、白酒師の『粗忽長屋』のマクラ途中から('A`)
馬吉さんの『無精床』聞きたかったよぅぅ;;

白酒師の『粗忽長屋』は派手な演出はないけど、テンポが良くてやっぱり笑いやすい。
馬生師の『唐茄子屋』は最後まで。通しで聞いたことがあるのは金馬師の高座だけなんだけど、やっぱりちょっと脚色が違って面白かった。若旦那が長屋の母子に売上を押し付けて去るくだり、もうちょっと母子と若旦那のやり取りがあったような気がしたんだよなぁ…今回も馬生師は美声ですっきりとした高座で、なんかもう惚れるわぁ。

仲入り後は「時しらず、夏の冬噺」と題して冬の噺。
小満ん師の『三助の遊び』は三助事態がほぼ絶滅してしまっているし、噺の中に吉原の符牒が多用されていて噺の中で説明を入れるのが煩わしいことから現代では、ほとんど演じ手のない噺だそうで。こういう珍しい話を高座で聞けるとちょっと得した気分になりますね。

トリの雲助師は『替り目』。
正直言うと雲助師は今までそんなに好きじゃなかったんだけど、なんていうか…イイね。つまりいままでちゃんと見れてなかったんだな。そういえば『替り目』を最後まで通しで見たのは初めてかなぁ。都々逸あり、小唄あり、踊りありとゴージャス極まった高座だったなぁ。全然関係ないけど、雲助師って昔苦手だった上司に似てんだよね…いっつも高座に上がってくる横顔見るとドキッとするわ('A`)
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by takiteso | 2011-07-27 23:25 | 落語

柳家喜多八独演会「殿下のお成り~ぃ」第6回

柳家喜多八独演会「殿下のお成り~ぃ」第6回
新宿・道楽亭
2011年5月7日(土)  19:00開演

喜多八『替り目』
喜多八『盃の殿様』
仲入り
花『紙切り』
喜多八『寝床』

前回のろべえの会で衝撃を受けた喜多八師の独演会。
落語の上手い下手ってのがさっぱりわからないので、どれだけ笑えたか、心が動いたかみたいな感覚でしか観てなかった落語だったのが、「これがほんとうに上手いという落語なのかもしれない」という、多分落語聴き始めて初めて衝撃を受けたのが前回の喜多八師でした。そんなわけで楽しみにしていた会だったんですが、定員がせいぜい40名のキャパに50名詰め込んでて狭くて狭くて…窮屈すぎて尾てい骨は痛くなるわ、背中痛くなるわと会場は散々でした('A`)

枕では「独演会ばかりでは駄目だ。時間の長短、客層によって噺を合わせるというのが鍛えられるのは寄席だけ」「客いじりで笑わせるのはよろしくない、きちんと芸を見せることで自然と笑ってもらえるのが良い」という師の落語に対する姿勢を少し。こういうことを語るのはちょっと珍しいんじゃなかろうかと思いましたり。

『替り目』は帰宅したところから、まだいたのかまで。
泥酔した旦那の仕草がいちいちリアルで面白い。

袖に下がらずそのまま『盃の殿様』。
彌十郎と殿様の掛け合いやら、「ベストコンディションである」とか不意に入る現代語で大笑い。九州から吉原までの経路を地名をあげて説明していくくだりで拍手喝采。「これがやりたくてここを覚えたんだ(ドヤッ」というのも宜なる哉。

仲入りを挟んでゲストの紙切りは柳家花さん。
紙切りなのでリクエストを取りながら芸妓さん、喜多八師、スカイツリー、歌丸師、お客さん2名と。紙切りは最近では何年か前に幼稚園寄席で一琴師で見せてもらったけど、ちょっと荒いんじゃないかなーと思いましたり。そういえば、女性の紙切りはこの人が初なんだそうですね。

最後に『寝床』。
『寝床』は菊之丞を聞いたことがあるくらいでしたが、やっぱり面白い。腹抱えて笑いたかったけど、腹抱えるスペースもないので腹筋ギューってしながら笑う。拗ねた旦那が見る間に上機嫌になっていく様が面白すぎる。あの場面は喜多八師の可愛げのある笑顔がホント光る場面だの。

会場に不満は残ったけど、大笑いして上機嫌の会でした。
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by takiteso | 2011-05-07 22:55 | 落語

柳家ろべえの挑戦:師匠が来るぞ

柳家ろべえの挑戦:師匠が来るぞ
新宿・道楽亭
2011年4月21日(木)  19:10開演

ろべえ『道灌』
ろべえ『初天神改』
喜多八『挨拶のみ』
仲入り
喜多八『三人旅(びっこ馬、鶴屋善兵衛)』
ろべえ『やかんなめ』

ゲストに師匠の喜多八が来るというので「師匠の前でどんな高座になるかな」と楽しみにしていたろべえの会。ゲストの喜多八師匠が遅れ気味ということで10分ずらしての開演。「自分の会なんだから場をつなぐなんて考えなくていいんですけどねぇ…」とか言いながら、相変わらずグダグダのマクラから。

前回は携帯でピクロスやってたという話だったけど、今回は「モンハンがすごく流行ってるというので、モンハン買ってみたらハマってモンスターをハントしてます」とか。やっぱりやってますか^^ 噺家さんも結構移動が多いのでやってる人多いと思ってましたが、ほんとにやってる人見るとMHシリーズってほんと日本を代表するゲームって位置づけになったんだなぁと感慨もひとしお。

最初はエンジンも掛かってなかったのか、ちょっと滑舌の悪い感じの『道灌』から。悪くないけど…いや、やっぱり悪かったかなぁ。噛んだり、滑舌悪かったり、ちょっとがっかり気味のスタート。『道灌』終えると、ゲストの喜多八がまだ来てなくて「あと10分」と席亭の声。「10分の話なんてねぇ…」とボヤきながら、『初天神』の改作をコンパクトに。

このなんとなくグダった空気の中、いよいよ師匠の登場!!!!

「えー、前回の正蔵さんとの二人会でちょっと感覚をつかんだ『寝床』をやってみようと思ってましたが、見廻してみるとその時のお客さんばかりで…困ったなぁ(笑)。ろべえが自分の客を開拓してないのがいけない! 別の噺をやりますんで…ちょっと10分ほどいただけますか(苦笑)」

ししょーーーーwww

仲入り後、『三人旅』をびっこ馬から鶴屋善兵衛まで。
喜多八師匠ってこんなチャーミングな顔をするんだねぇ、もう嬉しくなっちゃった。しかし、同じ大声を出す仕草でも、ほんとに大声を出すろべえに対して、大声のような声で音量は低めの喜多八師、さすがです。今まで、若手とベテランの面白さの差というのがなんなのかというのがよく分からずにいましたが、こういうところの差というものもあるのかと少しだけわかったような気がしました。今まで好きだった喜多八師が、大好きになった一席。

続けて、いよいよトリの一席。
師匠に触発されたのか、渾身の『やかんなめ』。『代書屋』もそうだったけど、”ちょっとイライラした人”の所作仕草が自分の好みなのかもしれない。なんとなくガッカリとした雰囲気から始まった会だったけど、終わってみると満足満腹、堪能させてもらいました。
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by takiteso | 2011-04-22 00:52 | 落語

柳家さん喬一門会

柳家さん喬一門会
埼玉会館
2011年4月10日 (日)  13:30開演

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弟子一同『らくご体操』
さん坊『小町』
喬之助『短命』
二ツ目一同『コント五十両』
喬太郎『ハンバーグができるまで』
仲入り
左龍『宮戸川』
さん喬『妾馬』
大喜利


弟子一同『らくご体操』
音に聞こえし『らくご体操』。
遂に生で見る機会に巡り会えた幸せ(*゚∀゚)=3
弟子全員が白の半袖短パンで総登場。
若くて細身の多い弟子一同の中、一番弟子と二番弟子の半袖短パンの似合わねぇこと。喬太郎なんかもう完全に雷様コントの高木ブーみたいなんだもんなぁ。出てきただけでもうお腹痛い。ラジオ体操に合わせて落語の仕草で体操。初天神に始まって、船徳、反対俥、蒟蒻問答、動物園に親子酒、鰻に煙草、なぜかガーコンまで。よいよいよいっとせ♪ 五百だ、三百に負けろ♪ とおちゃん頑張れ、とおちゃん頑張れ、ガーコンガーコン♪

喬之助『短命』
たまたま前日にDVDで白酒の『短命』を見ていたので聴き比べ。
もう間のとり方がたまらんなぁ。
こらえきれずについつい笑ってしまうんだよね。

二ツ目一同『コント五十両』
舞台コント。
橋の欄干に見立てた脚立に二人。
『文七元結』で文七が大川に飛び込もうとしている場面から。飛び込もうとする文七がさん若さん、止める長兵衛が小太郎で、止めようとする長兵衛を文七がちぎっては投げちぎっては投げ。一方、その後ろでは『芝浜』『井戸の茶碗』『中村仲蔵』のそれぞれ50両が出てくる場面が繰り広げられ、長兵衛が「お前の落とした50両はどの50両だ?」文七「それでは全部ください」というオチ。
中途半端なオチなのに『キネマの天地』が流れてカーテンコール、バカバカっしくてもう腹痛くてしょうがない。

喬太郎『ハンバーグができるまで』
この噺、のっけからおかしくってしょうがないんだけど、ほんのり切なくなる。落語って扇子と手拭いを小道具にするんだけど、逆手にとって二つ目の扇子を出してきやがったね、やられた。途中、客席から携帯の着信音が響いたけど、おやっと思う前にまもるが「おい、電話だぞ…でなくていいのか」「出るなら出とけよ、それで切っとけよ。このあと古典だぞ」とうまく客いじりに転化。やっぱりもう堂々とだらだらと何やっても『喬太郎印!』って感じで好きだわ。

仲入り
仲入りでは『ハンバーグができるまで』の話中でも宣伝のあった手拭いとサイン入りポスターの物販。コントに出た二つ目一同がコント衣装のまま売り子。さん喬師も売り子。あとで見ると喬太郎師も売り場に出てたけど、なんかお客さんにサインねだられてたりしたね。

左龍『宮戸川』
二番弟子もまたずいぶん育ってきたんだねぇ…お腹のあたりが。
おじさんがおかしくって良いよね。ところでなんというか、喬太郎師には感じない「さん喬の香り」がするね、左龍師には。ま、なんとなくなんだけど。

さん喬『妾馬』
ブツブツ小言を言いながらも楽しそうなさん喬師^^
さん喬師の『妾馬』はCDでしか聴いた時がないんだけど、ずいぶんと構成が変わってて面白かった。なるほど、こうやって話をモノにしていくもんなんですね。赤井御門守の門番が妙な東北訛りだったりして、噺の本筋とは全然関係もないのにこういう脚色をすることでちょっと味わいが変わってくるのがおもしろい。さん喬師の『妾馬』は八五郎がただのガサツものではなく妹の心配をする心根の優しい良い若者といった描写でほんといい男だよね。大きな柳、錦鯉、踊るような松、桜に菖蒲、蒔絵の盃、それぞれへの反応がほんと楽しい。

大喜利
喬太郎師の黄色い着物は木久蔵ポジションかとか、大きい小んぶの横に小柄の小太郎とかどういう悪意だとかそういうあたりが気になりましたり。出来はいまいちだったけど、高座とは違う楽しい雰囲気でよかったよね。
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by takiteso | 2011-04-10 22:52 | 落語

らくごカフェに火曜会

らくごカフェに火曜会
らくごカフェ
2011年3月29日 (火)  19:30開演

柳家三之助『初天神』
金原亭馬吉『子別れ(上)』
仲入り
金原亭馬吉『たらちね』
柳家三之助『猫の災難』

前日ふと思い立って火曜会を予約。
駅近くの立ち蕎麦でソーセージ天蕎麦にちくわ天を乗せてかっこんで、デザートにファミマのバウムクーヘンを平らげていざカフェへ。19時開場で19時5分頃に乗り込んだらもう7割方の入り。さすがカフェ創設の立役者そろい踏みの会ですな。ホール落語と違って客層が比較的若めで、なにより若いおねえさん方が多かった。なるほどね、馬吉さんちょっとかっこいいもんねぇ。


三之助『初天神』『猫の災難』
三之助さん初見!
今回は会場が小さいおかげで噺家さんの表情をじっくり見られて、「こんな表情豊かに演じてたか」とたっぷり堪能できてよかったよね。『初天神』の子供の表情、『猫の災難』の熊の酔い潰れていくさまが本当におかしかった。

馬吉『子別れ(上)』『たらちね』
震災後に落語会のキャンセル続出でぽっかり開いた時間で覚えたという『子別れ』の上をネタ出し。『子別れ』の上でこんな笑ったの初めてだった。音声だけ聴いてると声が独特な綺麗さというくらいしか印象がなかったけど、間近で高座を見るとこんなに迫力あったのかこの人とちょっと虚を突かれた。仲入り後は「早く三之助師匠に渡さなきゃ。なにやろうかな」と『たらちね』を足入れまで。堪能堪能^^

ところで、隣の席のおじさんに「今のうちに小満んを聞きいといたほうがいい」と教えていただいたり。志ん五師匠の時に悔しい思いをしたので、次の5月の会には聞きに行ってみたいところ。
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by takiteso | 2011-03-29 23:53 | 落語

第2回 らくご・古金亭

第2回 らくご・古金亭
湯島天神参集殿 一階ホール
2011年3月16日 (水)  18:30開演

春風亭ぽっぽ『寿限無』
金原亭馬治『強情灸』
隅田川馬石『安兵衛狐』
五街道雲助『長屋の花見』
仲入り
柳家喬太郎『義眼』
金原亭馬生『らくだ』

震災から5日目。
娘を義父母にあずけ、決死の覚悟でいざ湯島天神へ!
俺は…俺は笑いたいんだ、笑うぞ今日は!!!!

予約はいっぱいだったけど、状況が状況だけにどんなもんかねぇ…と思ったけど、50人くらいは来てましたか。ゆったりした雰囲気ながらも、このタイミングで来たからには笑って帰るぞという妙な一体感がありましたねぇ。

ぽっぽ『寿限無』
開口一番は今年二ツ目に上がる上がる予定のぽっぽさん。
一部に熱狂的はファンがいるとかいないとか^^;
小さな会場で「さぁ始まりますよ」と始まったわけでもなく、あれあれっと言う間に始まってパッと「落語会ですよ~」という雰囲気を作ってくれましたね。ちょっとカミカミだったけどね。

馬治『強情灸』
きれいな江戸弁だったねぇ。
馬治さんはなんというか、形がいいなぁ。
形がいいという表現でいいのかな、よくわかりませんが。

馬石『安兵衛狐』
今まで何度か脚を運ぼうかと迷っていた馬石さん、初見物です。
『安兵衛狐』も初めて。長屋の衆が安兵衛とその嫁を狐じゃないかって確かめようとする件が落語らしくて呑気だよね。狐なら追い出しちゃおうとか退治してやろうじゃなくて、お稲荷さんを建てなきゃなんねぇというあたりが、鷹揚で素敵。キリキリしていたここ数日とのギャップでなんかホッとする。今日一番の収穫がこの一席だったかな。今後も馬石さんの名前は気をつけておくことにしよう。

雲助『長屋の花見』
この人ちょっとおっかない感じなのに、なんでこんな愛嬌があるんだろうねぇ。顔がでかいから?? にっこにこと気持ちのいい高座でした。

喬太郎『義眼』
出てきた瞬間、あまりの顔の浅黒さと浮腫加減にぎょっとしてしまった。
大丈夫なのか、喬太郎…長生きも芸のうちですよ、お大事にしてください。
マクラから震災ネタをザクザク挟みながら「ここで大きなのが来たら、こっからここまで全員シャンデリアの下敷きですよ」「今日はねぇ、しゃべるよ! 最後の高座になるかもしれないからね!」「最後の高座がこんな話で(泣)」と、もうヤケクソなくらいしゃべり倒して、噺に入っても中途脱線しまくり。『義眼』もそうとうくだらない話だけど、喬太郎がやるとより一層くだらないね。大好きだ。

馬生『らくだ』
最後は大好きな馬生師匠が、らくだを火屋までめいっぱい。
震災当日歩いて自宅まで帰ったとかで、腰を痛めていて正座ができず座椅子を挟んでの高座に。なんというか、本当に巧いなぁ。屑屋の久六さんが八百屋から首尾よく樽と荒縄、棒をせしめてきたときの嬉しそうな顔がもうたまんなかった。だんだんナヨナヨっとしてくる半次もおっかしかった。ただ、なんとなくドスがいまいち効かなくて、半次の脅しも久六の豹変もちょっと弱い感じ。なんでだろう、声が高いから??

ここ数日結構ストレスが溜まってたので、一気に発散できていい会だったなぁ。笑いたいという欲求に目一杯応えてもらって大満足の一夜でしたよ。

そういえば会のチラシに、第3回と第4回の案内。
第4回にはゲストのさん喬が火焔太鼓だ…なんという贅沢だろうね。
予定はわからないけど、両方予約。
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by takiteso | 2011-03-17 12:47 | 落語